雪風

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ドイツ、ザクセンでデモ 対抗デモと衝突

ドイツ南西部ザクセン州ケムニッツで、移民反対を訴える極右活動家のデモが続いている。2日目に入った27日にはこれに対抗した反ナチス活動家のデモ隊と衝突し、数人が負傷した。一連のデモは、26日にケムニッツで開催されていたストリート・フェスティバルで起きた死傷事件を受けたもの。刃物によるこの事件ではドイツ人男性1人が死亡、2人がけがをしており、シリア国籍とイラク国籍の男2人が逮捕された
引用元:独ケムニッツで極右デモ、対抗デモと衝突でけが人も 殺人事件めぐり - BBCニュース

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 所見
 8月25日にスウェーデンストックホルムでも反移民を掲げる人達によるデモがありました。今回のドイツでは、移民反対を訴えるデモと対抗デモが衝突する激しいものだったようです。ケルン大晦日集団性暴行事件や難民申請中の男が、少女を暴行・殺害事件などがあり、それらの犯罪に対する反感が積もっていると思います。EU各国で反移民・難民の動きが活発になっています。
 記事の引用部分には記載がないのですが、記事を読んでいくと極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」という政党がありました。この政党は、2017年のドイツ連邦議会選挙で94議席を獲得した政党です。気になったので、ウィキペディアで少し調べてみました。
 AfDは、専門的能力を有する移民はドイツのために必要と考えていますが、未熟練労働者や専門的知識の無い者はドイツの社会システムを破壊する恐れがあるので、移民の対象にはならないと考えているようです。また、政治的迫害を受けている者をドイツ政府が庇護し、働く場を提供することを否定していません。イスラム教徒に対しては、全身を覆うようなイスラムの服装(ニカブ等)の公共での着用は禁止すべきとしているが、信仰の自由は支持しており、法を犯さければ、問題ないと考えているようです。ドイツのための選択肢 - Wikipedia より)
 
記事では極右政党と書かれていたので、とても排外主義的な政党かと思いましたが、AFDに対する印象が変わりました。