2017年度金融・保険を除く全産業の経常利益・設備投資・利益余剰金、過去最高

　財務省が３日発表した平成２９年度の法人企業統計によると、金融・保険業を除く全産業の経常利益が前年度比１１・４％増の８３兆５５４３億円、設備投資が５・８％増の４５兆４４７５億円でともに過去最高だった。企業の蓄えた「内部留保」に相当する利益剰余金も９・９％増の４４６兆４８４４億円で過去最高を更新。景気回復による企業の設備意欲が高まる一方で、内部留保も膨らんでいる。
引用元：内部留保が４４６兆で過去最高、経常利益、設備投資も ２９年度法人企業統計 - 産経ニュース

 所見
　去年の統計ですが、企業業績が非常に好調なようです。好調な企業業績を背景に、労働者の賃金が増えていけば、個人消費・税収も増え、経済の良い好循環が生まれ、本格的なデフレ脱却が見えてくると思います。また、低所得者層の賃金も増えれば、各種支援金も減り、歳出削減にも繋がると思います。
　毎年、安倍政権は賃上げを経済界に要請しており、来年も引き続き継続して欲しいと思いました。
　今後、気になるのは、消費税の増税です。増税は、経済成長に水を指すのは間違いないと思います。2018年度の税収は、約59.1兆円（※）を見込んでおり、過去最大の税収に匹敵する額です。増税は、デフレ脱却をしてから実施した方がいいと思いました。
※税収に関する資料 : 財務省