雪風

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朝日新聞鮫島氏、「北海道の電力供給体制が脆弱なのは原発に固執しているから」 実際は石狩湾新港に火力発電所を建設中

以下、北海道電力ホームページより

当社は、既設火力発電所の経年化に対応するとともに、燃料種の多様化、電源の分散化を図り、将来的な電力の安定供給を確実なものとするため、LNG液化天然ガス)火力発電所を新たに導入することといたしました。
石狩湾新港発電所1号機は、2014年8月から土地造成工事や地盤改良工事などの準備工事を開始し、2015年8月に電気事業法に基づく工事計画の届出を行い着工いたしました。2018年度下期の試運転を経て、2019年2月の営業運転開始を目指します。
引用元:石狩湾新港発電所の建設計画 - 北海道電力

参考元:朝日新聞鮫島浩が北海道地震でも捏造:「電力供給が脆弱なのは原発に固執してたから」 - 事実を整える

 所見
 今回、北海道の地震で被害を受けた苫東厚真発電所(とまとうあつまはつでんしょ)は、発電設備が3つで出力165万kW、建設中の石狩湾新港発電所は、発電設備3つ建設予定で、出力は171万kWです。泊原子力発電所は、出力207万kWですから、かなりの規模の火力発電所を建設中ということになります。鮫島氏の「電力供給体制が脆弱なのは原発を停止しているからではなく原発固執しているからだ」の発言の根拠は何なんでしょう?
 さらに、再生可能エネルギーは、天候に左右されるものが多く、原子力・火力発電のように安定的な電力源として使えません。再生可能エネルギーを積極的に使うには、安定的な電力源として使えないという問題を克服する必要がありますが、鮫島氏はこの問題に言及していません。
 調べてみたところ、鮫島浩氏は朝日新聞社の特別報道部次長です。個人的な発言かもしれませんが、朝日新聞の報道部という肩書きある以上、朝日新聞の記者は根拠も示さずに無責任に発言していると受け取られても致し方ないと思いました。