中国、将来的に外国企業を締め出しか？

「中国の産業育成策、驚くべき野心的目標－外国企業は事実上締め出しか」の要約

1. 中国製造2025は、ロボット工学から新エネルギー車、航空宇宙に至る産業で優位に立つことを目指す中国産業政策の中核
2. 中国製造2025の主な要素は、非公式文書「中国製造2025重点領域技術ロードマップ」に記載されている。表紙が緑色なので、グリーンブック」としても知られる
3. グリーンブックには、国内外の獲得目標シェアが示されている。
4. 国内シェア目標
   産業機械：９５％　新エネルギー車：９０％　携帯通信機器：８０％
   産業用ロボット：７０％
   世界シェア目標
   集積回路：５６％　汎用機：４０％
5. 実現すれば、中国国内の多くの産業セグメントから外国企業を事実上締め出す内容で、世界の企業にとっては市場断絶の恐れがある。

参照元：中国の産業育成策、驚くべき野心的目標－外国企業は事実上締め出しか - Bloomberg

 所見
　先日、三菱電機が「中国製造２０２５」に協力すると発表しました。
三菱電機、「中国製造２０２５」戦略計画で協力へ - SankeiBiz（サンケイビズ）
三菱電機が協力する分野は、産業機械分野かと思います。ブルームバーグの記事によれば、中国国内の中国企業の産業機械のシェア目標は、９５％なので、協力したところで、技術だけ取られてお払い箱になるのが目に見えていると思います。やはり、中国への投資・進出はかなりハイリスクかと思います。来月、日中首脳会談が行われるようですが、世界各国で中国を警戒する動きがある中で、日本が中国に様々な面で協力するようなことにならないか、心配です。