雪風

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ダライ・ラマ「難民は帰郷して母国に尽くすべき」 スウェーデンでの法話で

「欧州は欧州人のもの」 ダライ・ラマ法話移民問題に言及
【9月13日 AFP】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(83)は12日、スウェーデン南部マルメ(Malmo)で法話を行い、「欧州は欧州人のもの」であり、難民は帰郷して母国再建に尽くすべきだという見方を示した
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ダライ・ラマは、欧州には「現に命の危険にさらされている難民」を支援する「道義上の責任」があるとして、「受け入れ、助け、教育しなさい」と促す一方、難民らは「最終的には母国を発展させなければならない」と説いた。
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引用:「欧州は欧州人のもの」 ダライ・ラマ、法話で移民問題に言及 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

 所見
 記事のタイトルは、「欧州は欧州人のもの」とありましたが、「難民は帰郷して母国再建に尽くすべき」という言葉の方が心に響くものがあったので、ブログタイトルは「難民は帰郷して母国に尽くすべき」としました。

 難民の中には、母国が、他国に占領されている、砂漠化が酷く生活できる環境にない、または、迫害されて帰れないという方もおり、難しい面もあるかと思います。ダライ・ラマ自身も中国のチベット進駐により祖国を追われたので、祖国に対する思い入れは人一倍強いのではないかと思います。

 ヨーロッパ諸国に受け入れられた難民は、受け入れてくれた国の人々に感謝し、敬意を払って、彼らとうまく生活しながら、祖国復興のために力を蓄える。最終的には、ダライ・ラマの言うように祖国へ帰郷し、祖国を再建・発展させていくことが大切なことと思いました。