雪風

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ウイグル自治区の治安当局者、強制的な教育施設の存在認める

国連の委員会が中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区少数民族が大量拘束されていると懸念を示した問題で、自治区の治安当局者は産経新聞に対し、再教育施設「教育・転化センター」に多数のイスラム教徒を強制的に収容している事実を認めた。一定期間、中国語や国家の法律・規則などの教育を行っているという。中国政府は大量拘束や強制的な収容について全否定している。
             (略)
引用元:新疆に強制的な教育施設 中国治安当局、存在認める(1/2ページ) - 産経ニュース

 

 所見
 アメリカトランプ政権が、中国がウイグル人を不当に大量に拘束していると批判してから、この件に関する報道が増えたように思えます。ウイグルで自由に取材ができるとは思えないので、どのようにしてウイグル自治区の治安当局者に取材したのかはよくわかりませんが、記事によれば、治安当局者が、ウイグル人を強制的に施設へ収容していることを認めたようです。中国は、ウイグル問題を全否定しているようですが、大量拘束や強制的な収容を全否定するのならば、国際機関の調査を受け入れるべきかと思いますそれができないのならば、ウイグル人100万人以上の拘束は現実に行われていると言われても反論の余地はないかと思います。私も、人数に関してはよくわかりませんが、多くのウイグル人が不当に拘束されているのは、間違いないのではないかと思っております。
 この問題は、やはりアメリカを中心とした国際社会が、中国に解決をせまるのが現実的かと思います。日本はアメリカに協力する必要があると思います。そして、常日頃、人権という言葉を声高に叫ぶドイツ・フランスをはじめとするEUはアメリカと一緒に、中国にこの問題の解決をせまるべきです。EUが解決を迫らないのであれば、EUは諸外国から笑いものになると思います。