雪風

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グーグル、「検索結果を操作すべき」という意見が社内に上がった? イスラム系の国から入国制限政策に対して

2017年1月に難民の受入やイスラム系の国からの入国を厳しく制限する大統領令トランプ大統領が署名したことは、アメリカのみならず世界中から賛否の声が飛び交いました。そのタイミングにおいて、Googleの社内では「Google検索の結果に手を加えるべきでは」という意見が交わされていたことが明らかにされました。
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担当者はUSA Todayの取材に対し、「Googleは検索結果を操作したり、特定の政治的イデオロギーを宣伝するために自社の商品を変更したりしたことはありません。それは、現在においても、2016年の大統領選挙戦の時においても、また、トランプ大統領が入国制限を設けた後の混乱期においても同様です」と声明を発表しています
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今回報じられた内容は、トランプ大統領が2017年1月27日に大統領に署名した2日後に交わされた社内メールの内容で、「ブレインストーミング」の一環として出されたアイデアだとのこと。
また、その際には会社の幹部クラスの人物から会話の当事者に対し、注意を促す発言が投じられたともWSJは報じています。その人物は「これは非常に政治的な問題であるため、我が社はフェアかつバランスの取れた状態を保ち、事実を提供する必要がある」という内容を発信していたとのこと。
このやり取りが行われた後、まずは内容がオンライングループ上に公開され、それが外部に流出したというのが今回のいきさつです。
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引用元:トランプ政権の「入国制限」を受けてGoogleでは検索結果に手を加えるべきと声が挙がっていた - GIGAZINE

ブレインストーミング
 アレックス・F・オズボーンによって考案された会議方式のひとつ。集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法である。(ウィキペディアより)

 関連記事:トランプ大統領「グーグル、検索結果を操作」⇒グーグル「操作していない」 - 雪風

 

 所見
 グーグルの社内会議で、検索結果の操作についての話があがり、その会議内容が社外に流失したということですが、記事だけでは、流出した経緯が不明で、流出したものが、本物のグーグルの会議内容かどうかわからないので、実際にどうであったかはわからないと思います。

 検索結果の操作は、それ自体が中国のインターネット検閲と似たようなもので、そんなことをグーグルが行うわけがないと思いたいところですが、先日の朝日新聞の慰安婦訂正報道の検索回避の1件を見てしまったあとでは、検索結果操作を行っていても驚きません。さらに、アメリカの有力議員の補佐官が中国のスパイだった事件もあり、グーグルにそのような工作員がいて、検索結果の操作を行っていたとしても、不思議ではないと思っています。

 グーグルは、中国に参入するという情報もあり、参入するならば、中国向けの検索プログラムに検閲ソフトを入れるのは確実です。そのような姿勢が、さらに疑念を招くと思っています。

参考記事:コラム:グーグル中国再参入計画の理不尽さ | ロイター