雪風

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コープさっぽろ、組合員などの抗議により賠償請求見送り?

コープさっぽろ(札幌)は9日、胆振東部地震後の全域停電(ブラックアウト)で発生した損害の賠償について、北海道電力への請求を当面見送ることを明らかにした。6日に請求方針を示したものの、慎重な対応を求める組合員の声や、ネットで情報を得た人たちの抗議などが多く寄せられたため、現時点で請求に踏み切るのは難しいと判断した
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6日に札幌市内で開いた理事会後、大見英明理事長は「停電による損失の責任をはっきりさせるためにも、関係団体と一緒に請求書を送る方向で進める」としていた
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引用元:北電へ賠償請求 コープが見送り 大停電、組合員から慎重意見:どうしん電子版(北海道新聞)

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所見

北海道新聞の報道どおりなら、コープさっぽろは、北海道電力への賠償請求をする方針だったが、組合員や他の方々からの抗議によって賠償請求を見送ったことになります。

記事には、コープさっぽろの理事長名とその理事長の発言を掲載していることから、かなり信憑性の高い話ではないかと思いました。

今回の地震により、電力の安定供給に課題があることはわかりましたが、それを北海道電力の責任にするのは、酷かと思います。

加えて、コープさっぽろだけでなく、停電によって損害を受けたすべての法人等が北海道電力に賠償請求したら、北海道電力は大きな負債を抱え、電気料金が跳ね上がるのは目に見えています

このようなことを考えれば、抗議の声が多く寄せられたのは納得がいきます。

結局のところ、コープさっぽろ側と北海道新聞側とで見解の食い違いがあることから、詳しい経緯はわかりませんが・・・