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ドイツ、バイエルン州選挙 与党得票率減らす 難民受入寛容な「緑の党」、反難民「AFD」が得票率増やす

ミュンヘン=石川潤】ドイツで14日実施されたバイエルン州議会選挙で、メルケル政権を支える保守与党、キリスト教社会同盟CSU)が歴史的な大敗を喫する見込みとなった。
              (略)
引用元:独バイエルン州で与党大敗 メルケル政権に打撃 (写真=ロイター) :日本経済新聞

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所見

ドイツは政党が多くて、ややこしいです。おまけに地域政党なるものもあるので、余計に複雑です。

記事によると、まだ、見通しとのことで、暫定的な結果ですが、

CSU(メルケル首相率いるCDUの姉妹政党):35.5%(前回47.7%)

緑の党(難民受け入れに寛容)        :18.5%(8.6%)

AFD(反難民)              :11.0%(0%? )

SPD(国政での連立与党)         :10.0%(20.6%)

となっているようです。

AFD(ドイツのための選択肢)の前回の得票率が書かれていませんでしたが、AFDの設立が2013年2月(ウィキペディアより)、前回のバイエルン州の選挙が2013年ということで、選挙に参加していなかった可能性があります。

選挙結果を見ると、与党CSUと連立与党SPDの支持者のうち、難民受け入れに賛成の人の票が緑の党へ、難民受け入れに反対の人の票がAFDへ流れた形と思います。

今後、ドイツが難民受け入れに対して、どのような政策をとっていくのかわかりません。今までと同じような難民受け入れ政策を取れば、AFDがさらに躍進することは間違いないと思います。