雪風

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日体大、北朝鮮でサッカーの親善試合 渡航自粛要請中にもかからわず

日本政府が北朝鮮への渡航自粛を求める中、日本体育大学のサッカーの選手団が26日まで北朝鮮を訪問して交流試合を行いました。選手団を率いた松浪健四郎理事長は「スポーツを通じて国際平和に寄与していきたい」と述べ、交流の意義を強調しました。
             (略)
引用元:政府が渡航自粛要請中 日体大サッカー選手団 訪朝し交流試合 | NHKニュース

 参考記事:北朝鮮体育相、日体大の松浪健四郎理事長らと会談 | DailyNK Japan(デイリーNKジャパン)

 

所見

NHKの記事を引用しました。NHKの記事は数日経つと削除されるので、デイリーNKジャパンのリンクも貼っておきます。

朝鮮中央通信のホームページで確認したところ、男子サッカーと女子サッカー双方の親善試合を行ったようです。(記事のリンクを貼っても、記事に直接行けません。記事タイトルは、「Friendly Football Matches between DPRK and Japanese Universities」なので、キーワードで記事を探す必要があります)

問題点は、①日本政府が北朝鮮の核・ミサイル・拉致を理由に渡航自粛要請を行っているにもかかわらず、北朝鮮渡航したこと、②サッカー部員の身の安全の確保、③サッカー部員への渡航の強要性の3点かと思います。

①については、日本政府の外交方針に反しています。私立大学と言えども文科省の管轄下であり、国から約20億円(2016年度)の補助金も出ています。

②については、先日日本人が拘束された事件があったように、北朝鮮という国が外国人にとって非常に危険な国であることです。

親善試合で渡航したことので、当然、北朝鮮側は、簡単に拘束することはないと思います。

ですが、急に政情が変わり、アメリカが北朝鮮と軍事的に一触即発の状態にならないとも限りません。

そのときに、湾岸戦争でも行われたような人間の盾としてサッカー部員が利用される可能性は大いにあります。

③についてですが、事実上サッカー部員は北朝鮮への渡航を断れない状況ではないかと思います。

サッカー部員たちは、渡航を断れば、今後の部活動において、不利な扱いを受けることを恐れるからです。

いずれにせよ、日体大の上層部には、北朝鮮との繋がりが強い人達がいることは明白かと思います。さらに、大学への補助金減額等の措置も必要ではないでしょうか?