ソウル市庁舎に掲げられた金正恩氏の写真
「【萬物相】ソウル市庁舎に掲げられた金正恩氏の写真」の要約
参照記事：【萬物相】ソウル市庁舎に掲げられた金正恩氏の写真-Chosun online 朝鮮日報
- この一ヶ月間、文在寅（ムン・ジェイン）大統領と金正恩委員長が白頭山で手をつないで一緒に持ち上げ、明るく笑っている場面の写真が、ソウル市庁の外壁に飾られていた。
- その前は二人が板門店で対面し、握手する写真の垂れ幕を半月にわたって掛けていた。
- 米国の人権団体「人権財団（HRF）」のアレックス・グラッドスタイン氏は、最近韓国を訪れた際、「ソウル市民の税金で独裁者の写真をソウル市庁に掲げているのを見て驚いた」と語った
- 金正恩委員長は、人を対空機関銃でばらばらにして殺したり、異母兄を外国の空港で、化学兵器を使って暗殺する独裁者
- グラッドスタイン氏は「外国人にとってソウル市庁の金正恩委員長の写真は、韓国政府は北朝鮮の人権に無関心だというメッセージとして映りかねない」と語った。
- 与党の有力議員は「北朝鮮は耐性が付き、制裁は無駄」と語ったが、文大統領が欧州へ行き、制裁を緩和して欲しいと頼んだことから、実際には制裁のダメージは大きいだろう。
- グラッドスタイン氏は「文大統領は両親が北朝鮮生まれで、人権弁護士として活動してきたにもかかわらず、北朝鮮の人権問題に疎いのは理解できない悲しいこと」と語った。
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所見
北朝鮮の金正恩委員長は、自分の親族、部下、国民を容赦なく殺す独裁者であるということを忘れてしまっている韓国人が多いのではないかと思います。
同じ民族であっても、本来、民主主義国の韓国（最近の韓国を見ると民主主義かどうか疑問が湧きますが）と独裁国の北朝鮮は、水と油の状態で、共存は難しいと思います。
それにもかかわらず、文政権は、北朝鮮の融和及び統一を非常に急いでいるように思えます。北朝鮮は自らの独裁体制を崩す気は毛頭ないので、統一後、どのような国家体制を目指すのかが見えません。
北朝鮮に経済制裁と経済協力の両方をチラつかせつつ、独裁体制の弱体化を目指す。そして少しずつ民主化へ移行させることが、韓国にとっての統一政策の王道かと思います。
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