マレーシアの港湾開発の「一帯一路」事業中断?
【シンガポール=吉村英輝】中国がマレーシアで進める港湾開発事業「マラッカ・ゲートウエー」の建設作業が中断していることが、9日までに分かった。財政再建のためマハティール政権が中止表明した中国案件に、同事業は含まれていない。だが、中国側は業者らへの支払いを停止し、現政権の出方をうかがう姿勢だ。
(略)
引用元:「一帯一路」事業また中断 マレーシアの港湾開発で(1/2ページ) - 産経ニュース
関連記事:ミャンマー 一帯一路事業計画修正で中国と合意 - 雪風
所見
日本メディアでは、産経新聞しか伝えていないようです。おそらく、マラッカという名が出てくるということは、マラッカ海峡近辺の港湾開発かと思います。
マラッカ海峡は、日本にとって非常に重要な海峡なので、マレーシアを債務の罠に落とし入れ、軍港にされると非常に厄介かと思います。
スリランカのハンバントタ港は、すでに中国の手に渡っており、インド洋に面するミャンマーの港でも一帯一路の工事が進行する模様です。
南シナ海からマラッカ海峡を経由して、インド洋に至るまで、中国の影響が非常に強まることになると思います。
マハティール首相には、ぜひともこの事業を中止してもらいたいと思います。
それにしても、先の日中会談で、日本企業が一帯一路に協力することになりました。彼らは目先の利益さえ出ればよいのでしょうか?一帯一路に協力することで、将来的に自らのクビを締めることにならなければいいのですが。
参考記事:スリランカの港に中国旗 99年間譲渡「一帯一路」債務重く“借金のカタ”に奪われる(1/2ページ) - 産経ニュース
クリックよろしくお願いします