雪風

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米、オピオイド対策法が成立 オピオイド=常用性の高い医療用鎮痛剤

超党派による包括的なオピオイド対策法が成立-超党派の取り組みは、オピオイド問題の解決に向けた大きな前進」の要約

参照記事:https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=60066&pno=2?site=nli

  1. 米では、麻薬性鎮痛薬の一種で、病院でも処方されているオピオイドの中毒者数や過剰摂取に伴う死亡者数が急増している
  2. 超党派による対策法案が議会の圧倒的多数で可決され、10月24日にトランプ大統領の署名を経て成立した
  3. 対策が疎かになっていた、オピオイド中毒患者の治療や回復サービスへのアクセス向上や、医療機関におけるオピオイド処方のモニタリング強化などが法案に盛り込まれた。
  4. オピオイドは当初、常習性の無い鎮痛薬として認識されていたため、病院で普通に処方された。その後、常習性があることが判明し、16年時点でオピオイドを処方箋通りに服用しない、または処方箋が無いのに服用している乱用者数は1,200万人弱に上っている。
  5. オピオイドの過剰摂取が原因とみられる死亡者数は増加しており、16年には4万2千人と、薬物の過剰摂取による死亡者数全体のおよそ3分の2に上っている
  6. 過剰摂取による死亡者の7割は、25~54歳で労働市場の影響が懸念されている
  7. トランプ大統領は、オピオイド問題の解決に積極的に取り組んでいる


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所見

当初、常用性がないとされたオピオイドという麻薬性鎮痛薬を病院で処方されて服用した方が、オピオイドの中毒になってしまったということは、何とも言えない悲劇だと思います

中毒者(乱用者)が1200万人もいるのは、本当に驚きです。アメリカの人口は、約3億2千万人なので、アメリカ人の約4%がオピオイド中毒者となります。

中毒者が人口の4%もいるというのは衝撃的で、アメリカ社会でも無視できる問題ではないと思います。

トランプ大統領は、オピオイドの対策に積極的ということなので、中毒者に適切な治療がなされ、多くの人が回復されることが望まれます。

この記事では、医療関係者に関する批判はあるかどうかはわかりませんが、オピオイド中毒の始まりは、病院による処方が原因なので、医療関係者は批判されるべき点があると思います。


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