ファーウェイ副会長 カナダで逮捕 米、引き渡し求める イランへ違法輸出か
【ワシントン=鳳山太成、広州=川上尚志】カナダ司法省は5日、中国の通信機器最大手、華為技術（ファーウェイ）の創業者の娘である孟晩舟・副会長兼最高財務責任者（CFO）を逮捕したと明らかにした。米国が経済制裁を科すイランに製品を違法に輸出した疑いで、米当局が孟氏の拘束を要請していた。
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米国の政府や議会はファーウェイやZTEが中国政府のスパイ活動に使われていると警戒を強め、両社製品の政府調達を禁じた。米連邦通信委員会（FCC）も政府補助金を受ける通信会社に対し、2社の製品を使わないよう求めている。
ファーウェイは中国人民解放軍出身の任正非・最高経営責任者（CEO）が1987年創業した中国の通信機器大手。
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引用元：ファーウェイ副会長 カナダで逮捕 米、引き渡し求める :日本経済新聞
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所見
記事によると、ファーウェイは、売上の５割が基地局などの通信会社向けで、基地局のシェアは世界一だそうです。
イランへの違法輸出が逮捕の要因ですが、通信インフラ技術覇権、通信インフラを利用したスパイ活動防止も絡んでいることは間違いないと思います。
４月にアメリカに制裁を掛けられたＺＴＥは、アメリカ企業からの部品調達を止められ、製品の製造中止に追い込まれました。
中国は、逮捕に反発しているようですが、状況によっては、 ファーウェイ自体がＺＴEのように制裁を受ける可能性があると思います。
先日のアルゼンチンの米中首脳会談で「米中対立休戦」というフレーズがメディアに登場していました。関税を適用を延期しただけで、アメリカは休戦するつもりなど、毛頭なかったのかもしれません。
今後、始まる日米貿易交渉でも、ファーフェイ、ＺＥＴなどの規制についても話が出るかもしれません。日本の通信メーカーは、中国の通信メーカーと繋がりが深いようですが、大丈夫でしょうか？
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