日本企業、模造被害を受けた企業数は9284社 中国での被害が最多 2016年度
(略)
経済産業省が同ウェブサイトで掲載した「2016年度模倣被害実態調査」によると、産業財産権を保有する日本企業のうち、同年度中模倣被害を受けた企業数は9284社だ。調査対象企業17万797社のうちの5.4%を占める。「模倣被害を把握していない」企業数は5万7328社で、全体の約33.6%。
国・地域別の被害状況によれば、産業財産権を保有する企業が受けた模倣品被害の状況を模倣品の製造国、経由国および販売提供国でみると、いずれも中国(香港を含む)が最多となった。
引用元:世界GDPの推移を示す動画が話題 中国、他国への強奪で近年急拡大
関連記事:世界GDPの推移を示す動画が話題 中国、他国への強奪で近年急拡大
所見
「2016年度模造被害実態調査」によると、模造被害を受けた企業は9284社ありますが、模造被害を受けた地域は中国が圧倒的に多いです。
次いで、韓国、台湾、インドと続いています。韓国でも模造被害を受ける企業は多いようです。
流通している日本製品が多い国ほど模造被害は多くなる傾向があると思います。しかしながら、中国とアメリカの双方の国へは、進出している日系企業が多く、日本から輸出額も多いですが、模造品被害が多発しているのは中国で、アメリカでの模造品被害の報告はないようです。
したがって、中国国内の知的財産権の保護はあまりにも不十分と言えるのではないかと思います。
中国が、大国と自負するならば、知的財産権をきっちりと保護をし、公平な企業競争を促す必要があると思います。
参考
海外へ進出している日系企業数は「海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果
」によると、
1位.中国 :32,349拠点
2位 アメリカ : 8,606拠点
3位 インド : 4,805拠点
4位 インドネシア: 1,911拠点
5位 ベトナム : 1,816拠点
となっております(台湾は1、179拠点10位で、韓国はリストに掲載されていないことから10圏外と思われれます。意外でした。)
日本から海外への輸出額(2017年)は、こちらサイトによりますと、
1位.アメリカ:約15.1兆円
2位.中国 :約14.9兆円
3位.韓国 :約 6.0兆円
4位.台湾 :約 4.5兆円
となっております。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
クリックよろしくお願いします