インド、海軍増強 空母2隻建造計画進行中 艦艇30隻以上建造も
【ニューデリー=森浩】インドが海洋進出を強める中国を念頭に空母の整備など海軍力増強を急いでいる。2隻の国産空母建造計画が進んでおり、軍高官も中国に言及して対抗姿勢を鮮明にした。
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インドは現在、空母「ビクラマディティヤ」を保有する。2隻目として国産空母「ビクラント」建造が進んでおり、ランバ氏は2020年初頭の試験運航開始を示唆。6万5千トン級の3隻目の建造計画についても言及した。
さらに、艦艇34隻の建造が進んでいることや、今後潜水艦など59隻の計画が承認されるとの見通しを示した。実現すれば海軍力が一気に底上げされることになる。
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引用元:インド、中国に対抗し海軍力増強 国産空母2隻建造も(1/2ページ) - 産経ニュース
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所見
現在、保有している空母「ビクラマディティヤ」は、ロシア海軍の軍艦を購入し、それを空母に改装した者のようです(ウィキペディアより)。
2隻目の国産空母「ビクラント」は、起工が2009年、進水が2013年と実際に建造が進んでいるようです(ウィキペディアより)
今後、さらに、数十隻の艦船や潜水艦を導入する計画のようで、これらが加われば、インドの海軍力は大幅に増強されると思います。
海軍力の増強は、インド洋に進出する中国海軍を念頭においたものと思います。中国を包囲網を形成しようとしている日本にとっては、プラス材料かと思います。
しかし、インドは、中国の一帯一路や海洋進出に警戒しながらも、中国との関係も重視していることから、必ずしも日米とともに行動するとは限らないことも注意する点かと思います。
上記の記事同様に、インド海軍の増強を取り上げたこちらの記事では、
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Responding to a question on the US assessment that China would be a big naval power by 2050, Admiral Lanba said, “By 2050 we will also have 200 ships, 500 aircrafts and will be a world-class navy.”
(略)(中国が2050までに大きな海軍力を持つだろうというアメリカの評価に対して、ランバ提督は、「2050年までに、私達も200の艦艇と500の航空機を持ち、世界クラスの海軍になるだろう」と述べた)
引用元:Navy chief pitches for second indigenous aircraft carrier | india indigenous aircraft carrier | ins vikrant | . ins vishal | navy chief sunil lanba
と報じています。日本の自衛隊の保有艦船が135隻、航空機400機(陸海空含む)なので、その規模の大きさがわかります(平成30年版防衛白書より)。
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