グーグルに1900億円の制裁金 ウェブ広告で不当競争行為 欧州委員会
【ブリュッセル=森本学、シリコンバレー=中西豊紀】欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、米アルファベット傘下のグーグルに14億9000万ユーロ(約1900億円)の制裁金を払うよう命じた。2006年から16年にかけてインターネット広告事業でEU競争法(独占禁止法)に違反したと判断した。グーグルの同法違反認定は3度目。EUはIT分野の巨人企業の取り締まりを強めており、日本や米国でもデータ寡占への警戒が広がっている。
(略)
引用元:グーグルに1900億円制裁金、欧州委「独禁法違反」 (写真=ロイター) :日本経済新聞
- 1度目:2017年6月 買い物検索で自社サービスを優遇 約3100億円
- 2度目:2018年7月 スマホ向けOSと自社製アプリを抱き合わせ 約5500億円
- 3度目:2019年3月 競争を阻害する契約を利用サイトに要求 約1900億円
出典:グーグルに1900億円制裁金、欧州委「独禁法違反」 (写真=ロイター) :日本経済新聞の図より
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所見
記事によると、競合サービスが配信する広告の掲載を禁止などを行い、不当な競争と認めたようです。
アメリカのトランプ大統領は、グーグルが検索結果を意図的に操作し、リベラル的な内容が優先されるようにしていると指摘したことがありますが、グーグルが、買い物検索で自社サービスを優遇したことが事実ならば、トランプ大統領の指摘もあながち的外れとは言えないのではないでしょうか。
グーグル、アップルなどのGAFAと呼ばれる企業の情報寡占は日本も問題視しているようです。
参考:GAFA聞き取り 自民調査会が実施へ - 産経ニュース
自社OSと自社アプリの抱き合わせ販売については、日本でも不当競争として是正してもらいたかったです。「一太郎」という優れた日本語ワードプロセッサーがありますが、マイクロソフトが「ウィンドウズOS」と「ワード」を抱き合わせて販売した結果、廃れてしまいました。
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