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イタリア、一帯一路に協力 覚書に署名

【ローマ共同】欧州歴訪中の中国の習近平国家主席はローマで23日、イタリアのコンテ首相と会談した。会談に合わせ、両国は中国の提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」協力に関する覚書に署名した。先進7カ国(G7)で初めての一帯一路への参画となる。
              (略)
引用元:伊、一帯一路に正式参画 G7で初、中国と覚書 | 共同通信

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所見

記事では、イタリアが、G7で初めて一帯一路への参画とあります。しかし、すでに日本が参画を決めていると思いますが・・・。一帯一路という名前を表には出していませんが、日中が第三国への経済協力という名目で、協力することに合意していると思います。

その時に日本側は、以下の項目を要求しました。

第三国での日中協力を進めるにあたって(1)相手国の財政の健全性(2)開放性(3)透明性(4)経済合理性――の4条件を満たすよう要求した。
引用元:中国、対中包囲網切り崩し イタリアが一帯一路に協力 (写真=共同) :日本経済新聞


しかし、中国がこれらの条件を満たしながら、一帯一路を進める保証はありません。自国本位で経済開発を進め、第三国の利益や一帯一路への投資国の利益を考えないと思います。

一帯一路の参画国は、中国のいいように使われ、自らの首を絞めることになると思います。今後、米中対立が激しさを増した時は、アメリカによる制裁の可能性もあり、参画国はボロボロ状態になる可能性も否定できません。

参考:
李克強首相「中国は最大の発展途上国」 人民網日本語版 - 雪風
日中、一帯一路を念頭に、インフラ整備協力について初会合 - 雪風

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