雪風

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米軍制服組トップ、グーグルの技術が中国軍に転用されることに懸念

【ワシントン=中村亮】米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長は14日、議会上院の軍事委員会の公聴会で「グーグルの中国での取り組みが中国軍に対して間接的に恩恵となっている」と証言した。グーグルは中国に人工知能(AI)の研究拠点を設けるなど、革新的な技術が軍事分野に転用されるリスクがあるとの懸念を示した発言とみられる。
             (略)
引用元:米軍制服組トップ、グーグルに懸念「中国軍に恩恵」 (写真=ロイター) :日本経済新聞

 

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所見

最近のグーグルは、アメリカの国益に反し、中国を利するように行動しているのかと疑念を抱く時があります。

米軍とのAIを使ったドローン技術の事業協力を打ち切った一方、ドラゴンフライ計画という中国国内向けの検閲機能付きの検索エンジンの開発を進めているとの報道もありました(グーグルは否定)。

中国に研究拠点を置けば、そこには当然中国共産党員が配置されます。米軍トップがAIなどの先端技術が流出し、軍事転用される懸念を抱くのは当然のことかと思います。

グーグルの従業員がAIなどの先端技術の軍事利用に反対し、グーグルの上層部にしばしば抗議したようです。それもあって、米軍との協力を止めたようですが、それならば、グーグルの研究拠点を中国に置くことも、先端技術の軍事転用につながるので止めるべきではないでしょうか。

アメリカ国民から疑念を抱かれるようになれば、「グーグル解体」という話が現実味を帯びてくるかもしれません。先日、別の観点から、次期大統領選挙に出馬を表明した候補者がGAFAの解体を訴えていました。EUからも嫌われているみたいですし・・・


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