雪風

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河野大臣ら訪中 知的財産権保護の強化を要請

中国・北京で河野太郎外務大臣ら6人の閣僚が参加する「日中ハイレベル経済対話」が開かれ、次世代の通信規格「5G」についても議論が交わされました。
              (略)
日本側は知的財産権保護の強化などを要請しました。また、協議では日本産牛肉などの中国への輸出解禁に向けて重要なステップとなる、動物衛生検疫協定について実質合意しました。
引用元:河野大臣ら訪中 中国に知的財産権保護の強化を要請

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所見

日本側にとって、中国の知的財産権保護は死活問題だと思います。技術開発は多大な時間と費用を要します。それをいとも簡単に中国企業に移転されるようならば、中国企業とまともに競争できるはずがありません。

中国で事業を展開するためには、中国企業と合弁企業を設立しなければならないなどの制約が多く、海外企業があまりにも不利です。日本企業はこのような状況を許しながら、中国市場で事業を展開しており、このままでは、日本企業はジリ貧になるのは明白です。

アメリカが知的財産権保護や技術強制移転について強く反発するのは当然であり、これを、米中の覇権の争いがすべての原因と捉えるのは違うと思います。

中国が知的財産保護を約束するかどうかはよくわかりませんが、約束したとしても、約束を履行するかどうかは不明です。知的財産保護問題などの中国市場の様々な問題を、日本はアメリカやEUと連携して、中国政府に求めていくことが重要かと思います。


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