雪風

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町議会議員候補者、被選挙権なく110票無効 兵庫県播磨町

兵庫県播磨町選挙管理委員会は21日、同日投開票の町議選に立候補した「NHKから国民を守る党」新人の増木重夫氏(66)について、町内に住んでいないために被選挙権がなく、同氏に投じられた110票を無効とすることを決めた。
               (略)
この政治団体幹部は同町議選の届け出後、「居住実態がなくても受理されることを確認するため。公選法の不備を指摘することが目的」と主張していた。町選管は「届け出時は被選挙権の実質的な審査をする権限がない。1961年の最高裁判例に従って立候補を受け付けた」としている。(若林幹夫、小森有喜)
引用元:神戸新聞NEXT|総合|新人候補「居住実態なし」で投票無効に 播磨町議選

関連記事:
NHKから国民を守る党の県議会議員選挙の立候補者、被選挙権がないことを知りながら選挙活動 ⇒ 2992票無効 - 雪風

所見

立候補した松木氏は、大阪府在住のようですが、立候補の届け時に、兵庫県播磨町と届け出ています(下記動画10:55~)。

    youtu.be

 

選挙管理委員会では、居住実態を確認するために、住民票の届け出を立候補者に求めています。しかし、選挙の立候補の届け時、住民票の届け出を公職選挙法では義務付けていないようです。松木氏は、公職選挙法が住民票の提出を義務付けていないことを理由に提出を拒んだようです(下記動画0:40~)。


     youtu.be


すなわち、被選挙権がないことを知りながら、立候補しました。党代表は、インターネット動画で、播磨町の住民に被選挙権がないことを伝えた上で、公職選挙法がおかしいと思う人は一票を投じてほしいと呼びかけました。また、選挙運動は一切しなかったようです(下記動画7:50~)。

     youtu.be


公職選挙法の不備を指摘するために、今回の行動を起こしたとのことですが、個人的に支持できません。110票投じた有権者全員がインターネット動画を見て、松木氏に被選挙権がないことを知っていたかどうか疑問ですし、播磨町選挙管理委員会の方も対応に苦慮したことは想像に難くありません。

NHKから国民を守る党は、地方自治体の議員を十数名有しており(4月21日選挙結果は含まない)、党代表も、東京都葛飾区議会議員であり、ひとりの政治家です。党として、ひとりの政治家として公職選挙法の改正を政策として強く訴えることが王道ではないでしょうか。


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