雪風

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旧優生保護法下での強制不妊手術、救済法成立.........騒ぎ立てないメディア・人権派

優生保護法(昭和23~平成8年)下で障害者らに不妊手術が繰り返された問題で、参院本会議は24日、与野党が提出した救済法案を全会一致で可決、法案は成立した。被害者への一時金320万円が柱で、「反省とおわび」を記した。
              (略)
【用語解説】旧優生保護法
「不良な子孫の出生防止」とする目的を明記した議員立法ナチス・ドイツの「断種法」の考えを取り入れた国民優生法が前身で、知的障害や精神疾患、遺伝性疾患などを理由に本人の同意がなくても不妊手術を認めた。障害者差別に当たるとして、平成8年に「母体保護法」に改正。不妊手術を施された障害者らは約2万5千人で、うち強制されたのは約1万6500人とされる。
引用元:強制不妊手術、救済法成立 一時金320万円(1/2ページ) - 産経ニュース

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所見

優生保護法は、「不良な子孫の出生防止」とする目的を明記していたようです。少し驚きました。成立が戦後間もなくであり、時代背景もあると思います。

「不良な子孫」を「勉強ができない人」「運動が苦手な人」「仕事ができない人」など拡大解釈し、優秀な人間しか世に残さないという思想にも繋がりかねなく、危険だと思いました(どこかの国はやりそうで怖いです)。

この問題、人権的な見地から見れば、大きな問題だと思いますが、差別・人権を声高に叫ぶ人たちが沈黙しているのが気になります。

メディアや人権派と呼ばれる人たちは、杉田水脈議員の「LGBTは生産性がない」に関連して、それはナチの優生思想と変わらないと痛烈に批判し、大騒ぎしていましたが、「LGBTは生産性がない」よりも、旧優生保護法による人権侵害の方が、大騒ぎするべき案件だと思うのですが、騒いでいません

優生保護法を提案したのが、日本医師会会長を務めたこともある人物だったため、日本医師会に配慮したのでしょうか?それとも、杉田水脈議員をバッシングしたいだけだったのでしょうか?

参考:

自民・杉田議員:「生産性ない」はナチの優生思想 識者ら批判 海外メディアも報道 - 毎日新聞
杉田水脈氏の「LGBTは生産性がない」発言をドイツ的視点から考える:朝日新聞GLOBE+
LGBTへのヘイト、根っこにあるのは明らかな優生思想だ - wezzy|ウェジー
「政府」「医師会」「メディア」の無知と沈黙が引き起こした「強制不妊」--上昌広 | ハフポスト


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