パナソニック、英アーム、ファーウェイと取引中止も
パナソニックは22日までに、米政府による中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置を受け、自社でも措置の対象となる製品についてはファーウェイとの取引を中止することを決め、社内に通達した。米国外で生産された製品でも、米国製の部材や技術が一定以上使われていれば禁輸措置に抵触するためで、該当製品を調べている。
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引用元:パナソニック、ファーウェイと取引中止も 米禁輸で社内通達 - 産経ニュース
[ロンドン 22日 ロイター] - ソフトバンクグループの英半導体設計会社アームは、米国の規制に従い中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]との取引停止を社員に通知した。BBCが22日、内部文書を引用して伝えた。
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引用元:英アーム、ファーウェイとの取引停止へ=BBC - ロイター
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所見
アメリカ以外の企業がなぜ、ファーウェイと取引を停止しなければならないのか、産経の記事を読むとよくわかりました。ファーウェイに納品する部品に、アメリカ製の部材や技術が使われていると禁輸措置に抵触するようです。
このまま、様々な企業がファーウェイとの取引を停止すると、ファーウェイは苦しくなると思います。しかし、様々なハイテク分野で覇権を握ろうとするのが「中国製造2025」です。ファーウェイが取引している外国製の部品も、中国企業自身が生産できるように、裏で動いていることは間違いないと思います。
「中国製造2025」に向けて、中国は、技術移転の強要や知的財産の侵害を行っているのは間違いないかと思っています。だから、中国は、アメリカとの貿易交渉で、交渉に合意せずに、「中国製造2025」を実現するために、時間稼ぎをしていると思います。
アメリカの対中制裁は、貿易不均等や技術移転の強要・知的財産の侵害を中国に止めさせるのが目的ですが、技術移転の強要と知的財産の侵害を止めさせることで、「中国製造2025」も潰そうとしているのではないでしょうか?実際に、昨年12月の米中首脳会談でも「中国製造2025」の話題が出ています。
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