雪風

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専門家委員会「ラオスダム決壊、防げた」 ⇒ 韓国SK建設「同意できない」

昨年7月、ラオス南部で大規模な人命被害を引き起こした水力発電所補助ダム崩壊事故が不可抗力的なものではなかったという調査結果が出た。施工者であるSK建設は科学的根拠が欠如した結果だとし、同意できないと反発した。
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IEPは「適切な措置で防げた崩壊事故ということで疑いの余地がない」と明らかにした。死者40人、行方不明者66人、罹災民6000人余りが発生した当時の事故が人災という意味に解釈される。
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引用元:「ラオス補助ダム崩壊、防げた」という発表に韓国建設会社「同意できない」 | Joongang Ilbo | 中央日報


※不可抗力:
「外部から発生した事実(天災など)で、普通に要求される注意や予防方法を講じても、損害を防止できないもの」という意味だと思われる
※IEP:ダム崩壊事故に対する独立専門家委員会

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所見

ラオスのビエンチャンタイムズ紙が、専門家委員会によるダム決壊の報告を報道しています。ビエンチャンタイムズ紙によると、独立専門家委員会は、主に、ICOLD(国際大ダム委員会)の数人のメンバーで構成されているようです。ICOLDは、1928年に創設され、ダム関係の設計、施工、保守および運用などの技術について調査研究を行っている組織で、加盟国は82ヶ国にあるようです。


SK建設側は、おそらく、ダム決壊の原因を天災による事故としたいのではないかと思います。専門家でないので、原因を断定することはできませんが、記事中によれば、ダムの水位がダムの高さを下回っていた時に決壊したので、個人的には、ダムに欠陥があった可能性が強いと思っています(ダムは、水を貯めるために作られているので、水位が低い状態で決壊するのは、明らかに欠陥では・・・)。

しかし、仮にダムに欠陥があったとしても、韓国の巧みな活動により、SK建設の責任が問われなくなる気がしなくもありません。

 

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