台湾、蔡総統支持急伸…香港デモで危機感
【台北＝杉山祐之】台湾の民間団体・台湾民意基金会は２４日、月例の世論調査結果を発表した。それによると、蔡英文（ツァイインウェン）総統の支持率は４７・７％となり、不支持の４３・６％を上回った。この調査で、蔡氏の支持が不支持を上回ったのは、２０１７年１０月以来だ。
（略）
引用元：「中台統一」拒否の蔡氏支持急伸…香港デモで危機感 : 国際 : 読売新聞オンライン
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所見
台湾の報道は、日本では少なく、台湾の情勢をよくわかりませんが、蔡英文政権は、内政に問題があるようで、支持率低迷につながっていたようです。野党、国民党からの総統候補者、鴻海精密工業の郭台銘・前会長などは親中のイメージが強く、香港デモで民主主義に対する危機感を感じた有権者が、きっぱりと一国二制度の中台統一（事実上は、台湾の吸収）拒否の姿勢を打ち出している蔡英文総統を支持したと思います。
台湾総統選挙は、来年の1月に実施されるようです。あと半年ありますが、選挙の行方を左右するのは、経済状況かと思います。米中対立が激しくなる中、世界経済の先行きが不透明です。しっかりとした経済運営と経済政策を打ち出せるかどうかがポイントになると思います。
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