今治タオルメーカー「ＮＨＫなどの報道内容に遺憾、ＢＰＯに抗議する考え」
ＮＨＫのドキュメンタリー番組が、タオル縫製工場で働くベトナム人技能実習生の劣悪な労働環境を報じました。それにより、番組内で取り上げた企業とは関係のない企業名がネット上で拡散し、その企業が非難される事態になっています。そうした中、ネット上で広がった誤報に対する対策を取るとともに、ＮＨＫなどの報道内容に問題があるとし、抗議する考えを示しました。
参照：全文表示 | NHK「ブラック工場」放送で大揺れ 今度は「今治タオル工業組合」が声明 : J-CASTニュース
NHKの今治タオル報道に関するウェブ上での疑惑について
in news on 2019年6月29日
2019年6月26日に公式ウェブサイトにて「【追記】NHKの今治タオルに関する一部報道について」を掲載後、NHKからも公式に番組で取り上げた会社ではないと表明して頂き、多くの方に誤報であったとご理解頂けたようですが、一部の方から新たにSNS上で疑惑を投げかけられていますので当社の見解を掲載致します。
（略）
3.報道内容について
今治で生産されているタオルだけでも今治タオルというブランドも含め、多くのジャンルがあり、それぞれの生産工程に分かれて会社が異なることも珍しくありません。複雑な業界を一括りにまとめ、まるで業界全体が放送内容のような会社であるかのように報道し、その事実を団結して隠蔽しているかのように見せたNHKをはじめとしたメディアには極めて遺憾に思っており、当社が番組を拝見した中でも、放送内容のいくつかは作り込まれたものであると発覚しています。
BPOに抗議をした上で、適切に対応を行っていく所存です。
（略）
引用元：http://orunet.com/jp/2019/06/29/express-2/
※引用記事は一部分修正しています。
関連記事：
バズフィードと琉球新報の「ファクトチェック」記事 国際原則からかけ離れていると指摘される - 雪風
外国人実習生雇用で６割法令違反 岡山県内 ⇒ 日本人労働者に対する法令違反も多いのでは？ - 雪風
所見
ＮＨＫの番組内で取り上げられた企業にもないにも関わらず、疑惑を掛けられた企業が、自社のホームページ上のお知らせで、報道内容にも問題があると言っております。
その企業は、ＮＨＫの放送内容の中には作り込まれたものがあると主張しております。現時点で、ＮＨＫのドキュメンタリーに問題があったかどうかはわかりません。私は、この問題を取り扱ったＮＨＫのドキュメンタリー番組を視聴していませんが、この手の番組は、過度な演出が含まれている場合もあるように思え、注意して視聴する必要があると思っています。
鬼の首を取ったように、今治タオルの非売運動をするべきと騒いでいる人を見かけますが、今回報じられた企業の責任であって、今治タオル業界全体の責任とはならないはずです。健全な企業活動をしている企業が被害を被るのはおかしなことだと思います。もちろん、今回問題のあった企業との取引がある企業は取引をやめるべきです。
外国人技能実習生制度には問題があり、廃止するべきだと思っていますが、劣悪な労働環境にさらされているのは、外国人だけでなく、日本人の多くもいると思います。労働基準監督署の監督機能や罰則の強化をし、労働法制をしっかりと企業に遵守させることが重要だと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
クリックよろしくお願いします
