中国の対日浸透工作に言及 .......米国防総省情報局の報告書
【米国防総省情報局の報告書、中国の対日浸透工作に言及 「日中友好を掲げた政治戦争」】の要約
米国防総省情報局の報告書、中国の対日浸透工作に言及 「日中友好を掲げた政治戦争」より
- 防衛総省情報局の報告によると、中国共産党は海外で浸透工作を仕掛けており、米国、台湾、そして日本で顕著である。
- 中国共産党の勝利のために、外国政府の決定や社会の考え方、信念、行動に影響を与えるために秘密裏に浸透工作を行っている。たとえば政府、メディア報道、学術研究論文を対象にし、中国共産党に融和的で、脆弱な防衛体制を作ることを目的としている。「統一戦線」はその部隊となる。
- 浸透工作で重要な要素は、社会の決定権を握る政治エリートに対するもの。
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日本の政治体制のなかで、もっとも強い親中派は自由民主党の田中・竹下内閣だった。報告書は、中国共産党の影響を受けやすい団体は具体的に挙げた。池田大作氏率いる創価学会をベースとした公明党。自民党内の融和派で平和主義派閥。小沢一郎氏が率いる野党連合。
- 沖縄における米国や日本政府への敵意、米軍基地の反対運動は、中国共産党の沖縄における関心と同時に高まっている。
- 「日中友好」「日中文化交流」を名目に挙げている組織も浸透工作を行うもの。また、教育組織としては、孔子学院が知られている。
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日本にいる中国人留学生は、多くが在日本中国留学生協会に所属しており、中国大使館が連絡を取ることで、中国統一戦線の影響下に置かれている。
- 日本世論が2018年、中国に対する印象を「好ましくない」と答えた人は86.3%に及び、日本における中国共産党に対する浸透工作の影響力は米国、台湾と比べると、深刻ではない
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所見
中国共産党が強大な覇権国家になるために、様々な国を中国共産党にとって有利になるよう操ろうとしているという感じでしょうか。的を射た記事かと思います。
2008年に、長野県において、北京五輪の聖火リレーの際に沿道にいた大勢の五星紅旗を持った中国人を見て、中国共産党のネットワークを持った組織が、大掛かりなことをできることがわかりました。
記事では、国内世論の対中感情は悪く、日本における中国共産党の影響力は、アメリカや台湾ほど深刻でないと言っていますが、政財界での影響力はとても強いように思えます。日本のための政治でなく、外国のための政治を行っているのではないかと思われる行動をする政治家がいるように見えます。民主党政権時には、小沢一郎氏は、多くの国会議員などを引き連れ、中国を訪問しています。
また、経済界は中国でのビジネスにのめり込んでおり、チャイナリスクを考慮すると明らかにのめり込みすぎです。今後、日本は、さらに多くの労働者や留学生を受け入れることが予想されますが、様々な工作活動をされないためにも、中国人を多く受け入れることは非常に危険なことだと思います。
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