世耕経産相「韓国の輸出管理不十分、不適切な事案発生、改善協議に応じない」 対韓国輸出優遇措置停止について
韓国への輸出管理上の措置について、なぜこの時期に?等の疑問がまだ寄せられているし、マスコミもまだ完全に理解できていないようなので、今回の措置に至る経緯を改めて説明します。
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2019年7月3日
経緯①
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2019年7月3日
従来から韓国側の輸出管理(キャッチオール規制)に不十分な点があり、不適切事案も複数発生していたが、日韓の意見交換を通して韓国が制度の改善に取り組み制度を適切に運用していくとの信頼があったが、近年は日本からの申し入れにもかかわらず、十分な意見交換の機会がなくなっていた。
経緯②
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2019年7月3日
また近時、今回輸出許可を求めることにした製品分野で韓国に関連する輸出管理を巡り不適切な事案が発生している。
経緯③
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2019年7月3日
さらに今年に入ってこれまで両国間で積み重ねてきた友好協力関係に反する韓国側の否定的な動きが相次ぎ、その上で、旧朝鮮半島出身労働者問題については、G20までに満足する解決策が示されず、関係省庁で相談した結果、信頼関係が著しく損なわれたと言わざるを得ない。
経緯④
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2019年7月3日
輸出管理制度は、国際的な信頼関係を土台として構築されているものであり、経緯①〜③を勘案した結果、韓国との信頼関係の下に輸出管理に取り組むことが困難になっていると判断し、厳格な制度の運用を行い、万全を期すこととた。
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所見
世耕経産相が、ツイッターで、韓国の輸出優遇措置(ホワイト国からの除外)について経緯を説明しています。
従来から、不適切な輸出管理が複数あり、改善協議に応じない状況で、韓国側から信頼関係を壊すような行動(旧朝鮮半島労働者問題・レーダー照射事件等々)ばかり行われれば、ホワイト国からの除外も納得です。
一言で言うと、韓国を信用できなくなったからホワイト国から除外したということだと思います。
安倍首相も、読売新聞のインタビューに対し、「国と国との信頼関係の上に行ってきた措置を見直したということだ」と述べており、世耕経産相の説明と一致しています。
韓国から、大量破壊兵器に転用可能な物質が、違法輸出が急増しているとの情報もあり、それが、日本側が言っている不適切な輸出管理の事かもしれません。
今回の韓国のホワイト国からの除外は、旧朝鮮半島労働者問題の対抗措置という側面もあると思いますが、日本が韓国を信用できなくなり、日本側から関係改善を積極的に模索することはないという重要なメッセージだと思います。
韓国はこの重大なメッセージに気づくことはないでしょう。ちなみにEUでは、韓国をホワイト国と認定していないようです。
さらに重要な事実を指摘しておくと、
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2019年7月3日
EUは現在でも韓国を非ホワイト国としています。
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