英独仏、北朝鮮ミサイル発射を再度非難
【ニューヨーク=大島有美子】国連安全保障理事会の理事国である英国、ドイツ、フランスの3カ国は27日、北朝鮮による一連の短距離弾道ミサイル発射を非難する共同声明を公表した。
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安保理は北朝鮮に関して1日にも非公開会合を開き、英独仏が同様に北朝鮮の行動を非難する声明を出した。だがトランプ米大統領が北朝鮮の一連のミサイル発射について問題視しない姿勢を示すなか、北朝鮮はその後も決議違反の弾道ミサイル発射を繰り返した。
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引用元:英独仏、北朝鮮ミサイル発射を再度非難 安保理手詰まり :日本経済新聞
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所見
インターネット番組で、ある解説者が、次のように言いました。
- 「トランプ大統領は、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射を問題視しない」
- 「さらに、トランプ大統領は、金がかかるからと、米韓軍事演習を嫌がる。しかし、金がかかる空母を動員した日米軍事演習は行っている」
- 「このことから、アメリカは、韓国の防衛を軽視しているのではないか」
鋭い指摘だと思いました。北朝鮮の短距離弾道ミサイルの発射の脅威は、主に韓国に向けられたものになります。それを容認する姿勢を見せながら、米韓軍事演習は金がかかると嫌がることの背景を考えると、韓国の防衛や米韓同盟を軽視していると捉えることができます。
しかし、単にアメリカの脅威にならないようなものはどうでもいいというだけかもしれません。日本をターゲットにした弾道ミサイルを発射したときの対応を見ないとはっきりしませんが、米中対立やイランの核問題を抱えているトランプ政権にとって、北朝鮮問題の優先順位は低いのかもしれません。
朝鮮日報は、8月29日の記事で、米韓軍事演習は無駄だと言いつつ、日米軍事演習はぎゃくに強化している旨の報道をしています。今後、韓国と西側諸国との距離が遠のくのか気になるところです。
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