ドイツ州議会選挙 「反移民」の右派 躍進
【ベルリン=宮下日出男】ドイツ東部のザクセン州とブランデンブルク州で1日、州議会選挙が実施された。即日開票の結果、右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が両州で大幅に得票を増やし、第4党から第2党に躍進。
(略)
引用元:ドイツ右派が首位に肉薄 独東部2州で州議会選挙 - 産経ニュース
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所見
記事によると、「ドイツのための選択肢」AfDの得票率は、
ザクセン州得票率
CDU (国政与党) 32.1% (-7%)
SPD(与党連立) 7.7% (-5%)
AfD 27.5% (+18%)
ブランデンブルク州得票率
CDU (国政与党) 15.6% (-7%)
SPD(与党連立) 26.2% (-6%)
AfD 27.5% (11%)
でした。カッコ内は、前回投票率に対する増減。
どんな国であっても、移民を無制限に受け入れることは不可能な上、他国民の受け入れに対する国民の考えたも千差万別なので、移民受け入れに否定的な見解を唱えるだけで、極右やポピュリズムとレッテル貼りをするのはおかしいと思います。
ドイツ与党は、度重なる選挙の敗北や支持率低下で、移民受け入れ抑制に政策を転換したはずですが、それでも与党に対する不満は収まらないようです。
記事中には、外国人の優遇に不満を強めているとあるので、それが選挙の焦点に移っているのかもしれません。ドイツは、大量の難民を受けれました。難民は、ドイツ語を話すことができないので、ドイツ語を習得させるまでは、就業が困難かと思います。その間、難民の生活費やドイツ語・ドイツ習慣等の教育の費用を考えると、莫大な経済負担になっているかもしれません。
ロイターの報道では、2018年の1年間に要した難民・移民政策費用は、2兆5千億円を超えているようです。これは、日本の消費税の1%程度に相当する額になります。
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