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米大手製薬会社「破産申請」 「オピオイド鎮痛剤訴訟」 2600件以上

[ニューヨーク 15日 ロイター] - オピオイド系の麻薬性鎮痛剤「オキシコンチン」メーカーの米パーデュー・ファーマが15日夜、米連邦破産法11条の適用をニューヨーク州の連邦裁判所に申請した。同社はオピオイド乱用問題を巡り2600件を超える訴訟を起こされている。
             (略)
引用元:米パーデューが破産申請、オピオイド問題で多数の訴訟に直面 - ロイター

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所見

オピオイド鎮痛剤を販売していたアメリカ大手製薬会社パーデュー・ファーマが、2600件以上の訴訟を起こされて、破産申請したようです。

オピオイド鎮痛剤は、医療機関での過剰な処方が原因で、依存症になった人が続出。2017年には、依存症による死亡者数は、47,600人にも上ったそうです。

オピオイド鎮痛剤の処方量は、ドイツ、カナダ、オーストラリアなどの複数の国でも多く、今後、オピオイド問題は、アメリカ国内だけに留まらないかもしれません。

元々、ガン患者などの重篤痛みに対しての使用に限られたものを、米国食品医薬品局の承認を受け、一般患者向けに処方されるようになったことから、今後、米国政府の責任も問われる可能性もあるかもしれません。

ジェトロ日本貿易振興機構)が、アメリカのオピオイド問題をわかりやすく解説した分析レポートを出しています。ぜひ、一読してみてください。

ジェトロ・分析レポート:鎮痛剤オピオイド問題、経済や産業へも大きな影響(米国)

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