雪風

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米中貿易交渉 農産品・金融などの分野で部分合意 15日関税上乗せ先送り

対立が続いていたアメリカと中国の貿易交渉について、米中両政府は11日、農産品や金融などの分野で部分的に合意しました。
             (略)
今回の合意は、中国がアメリカの農産品を最大500億ドル購入する一方、アメリカが今月15日に予定していた2500億ドル分の中国製品への関税のさらなる引き上げを見送るなどというものです。しかし、アメリカが中国に求めていた「国有企業への過剰な補助金」の是正など根本的な問題は先送りされ、これまで米中双方が掛け合ってきた追加関税も維持されました。
             (略)
引用元:米中貿易交渉、農産品や金融などの分野で部分合意 TBS NEWS


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所見

米中貿易交渉は、中国側が、だらだら交渉を長引かせ、時間稼ぎをしているように見受けられます。アメリカが、中国側の術中にはまっているように思えます。

今回の交渉で、アメリカが、15日関税上乗せを先送りしたものは、当初、10月1日に予定していたものです。どういう理由なのかよくわからないまま、15日へと延期し、結局、先送りとなりました。

中国の知的財産侵害や技術強制移転などの核心問題に踏み込めていません。アメリカ側は、今後、次の交渉ステップに進めるようですが、中国側が、今回の合意を反故にし、さらなる時間稼ぎをする可能性も否定できません。

中国の時間稼ぎをアメリカ企業の中国から撤退に利用しているならば、トランプ大統領は、策略家ですが、実際は、中国側に翻弄されているような気がします。

 

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