米で、独露結ぶパイプライン建設に参加する企業に制裁科す法案が成立
【12月22日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が20日、ロシア産天然ガスをドイツに運ぶパイプライン建設プロジェクトの参加企業に対する制裁が盛り込まれた国防権限法(NDAA)に署名し、同法は成立した。
(略)
引用元:独ロ結ぶパイプライン建設、参加企業に制裁科す法案 トランプ氏が署名し成立 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
所見
アメリカが、ドイツとロシアを結ぶパイプラインの建設を阻止しようとしていますが、理由としては、ロシアにエネルギー資源の依存度を高めることになり、安全保障上問題があるようです。
また、建設中のパイプラインはバルト海域に敷設されるため、近辺のロシア軍駐留を強化する理由にもなり、バルト三国・北欧諸国・ポーランドはそれを懸念しているようです。
以下の記事に、今回制裁対象となりうるパイプライン、「ノルドストリーム2」について詳しく書かれています。
参照:独ロの新パイプラインはロシアのワナ(The Economist) (写真=ロイター) :日本経済新聞
最近のドイツの行動を見ていると、難民・移民受入推進、温暖化ガス削減・脱原発など現実を見ずに、ある特定分野(人種・民族・文化の多様性や気候変動などは積極的、クリミア併合や中国の債務の罠・人権問題等にはあまりに触れたがらない)の理想ばかりを追い求め、その結果、内政・外交ともに混乱しているように感じます。露骨に言うのならば、ドイツの行動が、結果的に、中露にとって都合の良いものになっているように思えます。
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