雪風

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中国のゲーム販売規制の目的、「子供の目の保護」?

先日、中華人民共和国におけるゲームの販売規制が公となり、その一環によるものと思われる措置によりカプコンのPC版『モンスターハンター:ワールド』がWeGameでの販売停止と言う事態になりましたが、この規制の狙いが明らかとなってきました。
中国の国営通信社である新華社通信が28日に伝えるところによれば、習近平国家主席は「社会全体が子供の目を保護し、明るい未来をもたらすように行動しなければならない」と主張。さらに政府の関連機関に予防手段の策定と実施を指示したと言うことです。
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「インターネットのオンラインゲームの事業者の数を国家の指針により制御し、利用者の年齢に応じた規制方策を検討。及び未成年者の利用時間を制限する為、全てのオンラインゲームの規制の実施」としています。
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引用元:中国政府のゲーム販売凍結措置、理由は「子供の目を保護」か―国家主席による指示と政府発表 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

 WeGame:中国のIT大手テンセントの運営するゲーム配信サイト
モンスターハンターワールド:日本のゲームソフトメーカー、カプコンの人気ゲームソフト

 所見
 目の保護というのは、近視対策のことと思いますが、それならば、ゲームの配信を規制するのではなく、子供の保護者がゲームプレイを規制できるように、パソコン・ゲーム機にゲームプレイを規制できるソフトを導入するだけですむと思います。スマートフォンタブレットでも、同様な対策を行うだけで解決可能な問題かと思います。実際に、ソニーのゲーム機では、親が子供に対して、ゲームで遊ぶ時間の長さを制限出来る機能があります。今回のゲーム配信規制が子供の近視対策というのは、腑に落ちません。