雪風

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警察学校教官、本物ナイフで訓練し、巡査の胸刺す.....数日入院 腑に落ちない事件

岡山県警察学校(岡山市北区)で昨年12月、教官の男性警部補が訓練中にサバイバルナイフで当時巡査だった男性(19)を誤って刺したとして、業務上過失傷害罪で略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けていたことが、捜査関係者への取材で分かった。県警は今年2月、警部補を所属長訓戒処分にし、警部補は既に罰金を納付したという。
             (略)
元巡査は今年1月、「訓練中に教官から本物のナイフで刺された」などとして被害届を県警に提出し、依願退職した。元巡査は6月、精神的苦痛を受けたとして、県を相手取り慰謝料など550万円を求めて岡山地裁に提訴した。
引用元:岡山の警察学校教官、訓練中にナイフで巡査刺す 「緊張感出すために本物を」 - 毎日新聞

 

所見

腑に落ちない事件です。毎日の記事によると、

  • 刺された巡査は、模造刀を持った犯人役
  • 犯人役の巡査が模造刀を手放した後、警部補ともみ合いになる
  • もみ合いになった際に、警部補が、隠し持っていたサバイバルナイフで誤って二回刺す
  • 緊張感を出すために本物のナイフを出した。刺すつもりはなく、寸前で止める予定だった

となっています。つまり、刀を持った犯人の対処訓練だったと思われます。

しかし、実際に、警察官が刀を持った犯人と対峙するときに、サバイバルナイフを使うものなのでしょうか?もし、刀を持った犯人に対し、警察官がサバイバルナイフを使うことを想定しているならば、通常業務においても、警察官がサバイバルナイフを携帯することになると思いますが、サバイバルナイフを携帯しているという話は聞いたことがありません。

また、警察官が、刀を持った犯人と対峙した時、犯人が刀を手放したならば、次は犯人の拘束という手順になると思いますが、犯人を拘束するのに、サバイバルナイフを使う必要があるのでしょうか?拘束すべき犯人を死傷させてしまう恐れがあります。訓練内容自体がおかしい気がします。

さらにおかしいと思うのは、刺された元巡査が被害届を出し、依願退職していることです。加害者側は依願退職するならばわかりますが、被害者側が依願退職するのは不思議でなりません。憶測ですが、裏がありそうな事件のように思えます。

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