ファーウェイ、自前のスマホOS検討
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ファーウェイの欧州連合(EU)機構首席代表の劉康氏はこの日ブリュッセルで開かれたイベントで、グーグルのOSがもはや利用可能でなくなれば、「当然、それに代わる選択肢に向かう。社内か別の企業だ」と発言。これまでも独自OSの開発に取り組んできたとしつつ、市場投入の準備が整う時期の詳細には触れなかった。ファーウェイは米国の措置の影響を緩和するため、やれることを全てするとも語った。
引用元:ファーウェイ、自前のモバイルOS検討-「アンドロイド」に対抗も - Bloomberg
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所見
グーグルやインテルなどのアメリカハイテク大手が、ファーウェイへの部品やソフトウェアの供給停止という報道が、先日、ありました。ファーウェイ側から自前のスマホOS検討という話が述べられるということは、アメリカハイテク大手のファーウェイへの部品やソフトウェアの供給停止という話は、信憑性の高い情報かと思います。
自前OSの開発を進めていたのか、これから進めるのかわかりませんが、ファーウェイが、OSを開発ができないということはないと思います。しかし、OSは商品として優秀さだけでなく、OSに対応したソフトウェアを多く用意しなければ、普及させることができません。通常のビジネス方法では、グーグルのOSに対抗することは、かなり難しいと思います。
中国政府が、アメリカに屈しないために、中国国内でスマホやパソコンのOSの切り替えを半ば強制的に行うことも考えられます。もちろん、中国主導で普及させるOSなので、常に中国政府に監視される状況になると思います。「くまのプーさん」、「天安門事件」と入力しただけで、中国当局に目を付けられる状況も考えられるでしょう。
中国の市場規模の大きさから、中国版ツイッターのウェイボーが中国で広く使われているので、同様に、ファーウェイ製OSが中国圏で標準的に使われるかもしれません。開発の労力を考えれば、ファーウェイに大きな負担がかかることは間違いないと思います。
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