雪風

政治や経済に関するニュース等について、 私見を書き綴っています

スウェーデン首都で、ネオナチがデモ

  • スウェーデン首都で、人種差別主義や反ユダヤ主義を掲げる政党「北欧抵抗運動」のネオナチ活動家300人がデモを行った
  • 数百人のネオナチ対抗デモも行われ、ネオナチの演説をかき消そうと叫んだり、金属の障害物を立てたりするなどして対抗したが、衝突は起きなかった。
  • 9月9日実施の総選挙に向け、北欧抵抗運動は初めて候補者を擁立する予定だが、議席獲得は厳しい
  • しかし、世論調査では、反移民を掲げるスウェーデン民主党の得票率は約20%に上り、第2、3党に躍進するとの予測が出ている

  スウェーデン首都でネオナチデモ=来月総選挙前、反移民の動き:時事ドットコム

 所見
 個人的に、他人の演説をかき消そうとするような対抗デモには関心しません。ネオナチのデモが終わってから、自分たちの意見を主張し、ネオナチを批判すれば良いと思います
 8月8日の日経では、「スウェーデン民主党が第1党をうかがう」という内容の記事もあります。最近、ヨーロッパでは難民・移民に対して、厳しい態度をとる政党の勢いが増していると感じます。
 様々な不満を移民・難民に向けているという指摘をしばしばメディアがしますが、ケルン大晦日集団性暴行事件のような難民・移民による犯罪、そして、それらの犯罪を積極的に取り締まらず、さらにはそれらの犯罪を隠蔽しようとする行政府の姿勢にも大きな原因があると感じます。
 憶測ですが、移民・難民を取り締まろうとすると、人権団体の抗議(移民・難民に対する差別を持ち出す)により、事件の取り締まりが行いづらくなったり、隠蔽しようとするのではないかと思っています。また、移民・難民の犯罪を公表することで、移民排斥の運動が高まることを恐れて、結果的に移民・難民に対する犯罪の取り締まりが消極的になってしまうのかもしれません。しかし、結果としてこのような行為が移民・難民に対する風当たりを強くしている一因になっているのではないでしょうか?