雪風

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ロシアで反移民感情高まる 1年で急速に高まる

「露でも高まる反移民感情が経済に悪影響 EU嘲笑が裏目に」の要約
参照元【ロシアを読む】露でも高まる反移民感情が経済に悪影響 EU嘲笑が裏目に(1/3ページ) - 産経ニュース

  1. 移民受け入れ大国のロシアでも非ロシア系住民への排斥感情がこの1年間で急速に高まっていることが世論調査で明らかになった
  2. 排斥感情が高まった背景の分析には、長引く経済低迷や国民の反発を招いた年金改革のほか、「EUの移民問題を嘲笑してきたメディアの報道姿勢がブーメランとなった」とするものがある
  3. 「ロシアはロシア人のものだ」と考えるロシア人の割合は、17年は10%だったが、18年は19%に増え、約2倍となった。
  4. 原因は、①経済の長期低迷、年金支給年齢の引き上げ、②サッカーワールドカップで、西側諸国の人々と交流した結果、西側諸国への悪感情が減った、③西側諸国への悪感情の減少が、外国籍者の反感に転じた。と経済誌が紹介
  5. 経済成長のためには移民を増加させる必要があるが、移民の拡大政策は国民の反発を招きかねない-。ロシア政府は困難なかじ取りを迫られている。

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所見
 1年で反移民感情が高まったとのことで、いろいろな原因を上げていますが、どれも納得できませんでした

 経済の長期低迷を理由にあげるのなら、1年間で急に高まるのは変に思えます。年金の支給年齢が上がったからといって、反移民感情が高まるのでしょうか?実業率が高くて、移民と職の奪い合いになっているのならば、反移民感情が高まると思います。

 ワールドカップで、西側諸国の人々との交流により、西側諸国に対する悪感情が減ったことを理由にあげていました。それは、西側諸国に対する悪感情が減った代わりに、不満の矛先が移民に向かったということでしょうか?その可能性はあると思いますが、それには、ワールドカップ前と後での西側諸国に対する高感度の比較データを示めす必要があると思います。この記事に挙げられた反移民感情が急速に高まった理由は、いまひとつ納得ができないものでした。

 例えば、ロシアでは近年急激に外国人が増えた、あるいは、外国人による犯罪が増加したならば、急激に反移民感情が高まることを理解できますが、実際のところはどうなのでしょうか?