自衛隊元空将、「自衛隊にリスペクトがない」 愛媛県の講演で
愛媛県憲法改正国民投票連絡会設立大会が22日、松山市居相の椿神社会館で開かれ、同県出身の元空将、織田邦男(おりたくにお)氏が講演した。織田氏は「自衛隊にリスペクト(敬意を表すこと)がない」
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イラク派遣の指揮官時代の経験を披露し「憲法違反の自衛隊反対、イラク派遣反対と書かれた横断幕を見て切なかった。イラクへ行く隊員がかわいそうだった」と振り返った。
度重なる災害派遣で自衛隊に対する国民意識は変わり、92%が支持となっている。だが、織田氏は「迷彩服は人殺しの象徴とか、自衛隊のカレーは食べないと反対する人がいる。隊員は被災者のために温かいカレーを作り、自分たちは缶飯を食べているのに」と嘆き、自衛隊がリスペクトされない原因として「憲法学者の多くが違憲としている」と、憲法問題に行き着くと述べた。
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引用元:北海道地震で周辺国の偵察機が飛来、空自が対処していた…元空将が講演で明かす(1/3ページ) - 産経WEST
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所見
記事によると、先日の北海道の地震の際にも、周辺国の偵察機に航空自衛隊が対処していたようです。災害が起こると復旧作業において、陸上自衛隊が目立ちますが、航空自衛隊も海上自衛隊も見えない所で、活動しているかと思います。
元空将の織田氏は、「自衛隊にリスペクトがない」と講演でおっしゃっています。自衛隊を賛美するのは行き過ぎかと思いますが、最低でも、他の職業と方々と同程度に経緯を払うことは重要だと思います。近年、中国の軍拡や災害が多発している状況において、自衛隊は必要な存在であることは多くの国民が理解していると思います。そのため、自衛隊員を他の職業の方々以上に敬意を払っている人が多いと思います。しかし、中には、自衛隊員を強姦魔扱いをした市議会議員もおり、自衛隊員に対して、とてもひどい侮辱をする人がいるのも事実です。イラク派遣の際のエピソードを読むと、元空将の織田氏の言う通り、隊員がかわいそうだと私も感じました。
織田氏は、自衛隊にリスペクトがない理由が、憲法問題に行き着くと言っていますが、今の自衛隊に多くの国民が敬意を払っていることから、個人的には、憲法問題とは関係ないと思います。仮に、自衛隊が合憲であっても、人殺しなどと侮辱するごく少数の人たちはいなくはならないかと思います。
今の憲法では、自衛隊を合憲とする考えと違憲とする考えがあり、すっきりしないのも事実かと思います。自衛隊は、日本にとって絶対に必要な組織です。憲法を改正し、憲法に自衛隊の所持を明記し、自衛隊が違憲の組織と言われることがないようにしたいと感じています。そうなれば、合憲・違憲の論争も終わり、自衛隊員の士気も上がるのではないかと思いました。