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米名門校、中国人民大学との連携関係を中止 「学生の言論の自由を侵害」

コーネル大学言論の自由に対する圧力を理由に、中国人民大学との学術協力プロジェクトを一時中止することを決定した。深センで起きた労働争議運動に関わった人民大学の学生を、当局が処分したことが要因だという。米フィナンシャル・タイムズが29日に報じた。
              (略)
北京大学など他の大学でも、同労働争議に関わった学生たちに懲罰が下っている。中国経済の成長鈍化で労働者による抗議活動が増えている。しかし、大学生がこういった活動に参加することに当局は神経を尖らせている。
引用元:米名門校、中国人民大学との連携関係を中止 「学生の言論の自由を侵害」

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所見

中国の深センの工場の従業員が労働組合の設立を求めて抗議した際に、人民大学の学生が活動を支援しました。それに対して、人民大学は抗議活動を支援した学生を処分しましたことをアメリコーネル大学が問題視したようです。

今年になり、中国政府工作員が、アメリカの大学で様々な工作活動を行い、中国に都合の悪い教育や研究の自由を侵害したことが報じられるようになりました。

このような侵害が公になり、アメリカの大学側も毅然とした対応をとれるようになったのではないかと思います。

この記事で気になった部分は、「労働者の抗議活動が増えている」という点です。このような情報は、ほとんど聞かなかったので、意外でした。関連記事にもありますが、退役軍人が中国の各地で待遇や処遇改善を行っているようすがしばしば伝えられます。

中国における、労働者の抗議活動などの実態はよくわかりませんが、中国経済は思ったほど良い状態ではないのかもしれません。