朝鮮半島統一費用、１０年間で約２２０兆円......５５０兆円という試算も
２０１８年５月１１日 ブルームバーグ
朝鮮半島に平和を維持していくためにはどのくらいのコストがかかるのだろうか。
ヘッジファンド、ユーリゾン・ＳＬＪキャピタルのスティーブン・ジェン氏とジョアナ・フレイレ氏は、非核化実現後の北朝鮮の経済安定に必要なコストを試算した。その額は、10年間で約２兆ドル（約220兆円）。
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今回の分析は朝鮮半島の統一を前提としており、統一しない場合はドイツの例とは違った展開になると説明した。
引用元：朝鮮半島の平和維持費用、10年間で２兆ドル－ヘッジファンドが試算 - Bloomberg
２０１８年４月２６日 ロイター
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統一にかかる費用は最大５兆ドル（約５５０兆円）と試算されており、そのほとんどが韓国の肩にのしかかることになる。
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引用元：焦点：統一は「かなわぬ夢」か、南北朝鮮がドイツになれない訳 | ロイター
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所見
旭日旗騒動、旧朝鮮半島出身労働者問題、日韓合意の事実上の破棄、韓国艦艇による自衛隊機へのレーダー照射問題など、韓国側からの一方的な問題行動により、日韓関係が過去最悪の状態になっています。
このような状態の中、韓国との関係が改善しなくてもやむを得ないという意見が、世論調査で７割を超えています。
逆に、日韓関係を良好に維持する必要があるという意見を述べる方もいます。そのような意見を述べる方々は、韓国が中国、北朝鮮との関係を緊密にし、安全保障上、日本の脅威になるという意見が大半かと思います。
しかしながら、南北朝鮮の統一費用が２２０兆円という莫大な費用を目にすると、その見方が少し変わってくるのではないかと思います。
何故ならば、韓国が北朝鮮との関係を緊密にするならば、統一まで行かなくとも、北朝鮮は、韓国に経済支援を要請するのは間違いないと思います。
統一費用が２２０兆円、５５０兆円という試算もある中、北朝鮮への経済支援だけでも莫大な金額がかかることは間違いないと思います。
その莫大な金額を誰が負担をするのか？韓国が中国、北朝鮮との関係を緊密にするならば、日本を始め、西側諸国は支援をすることはまず無いでしょう。
支援するのは、韓国か中国ということになります。もちろん、支援の主体は韓国になるはずです。北朝鮮への経済支援は、毎年、継続的に行わなければなりません。
毎年、莫大な経済支援を行う韓国は、弱体化すると思います。そうなれば、韓国が中国、北朝鮮との関係を緊密にしたとしても、脅威にならないと思います。
韓国が北朝鮮をそのまま放置して、中国に歩み寄る場合が、日本に対して安全保障上の脅威が一番増すと思います。しかしながら、朴槿恵政権時代に中国との連携を強化している中で、北朝鮮が核実験、ミサイル発射などの問題行動を起こしているので、北朝鮮は敵国の状態のままということが考えられます。
朝鮮半島の統一費用まで視野を広げると、違った視点で日韓関係を見ることができると思います。
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