日米閣僚、WTO改革で足並み揃う
【パリ=白石透冴】河野太郎外相は22日、訪問中のパリで米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と会談した。河野氏は韓国による水産物輸入規制を巡る世界貿易機関(WTO)での日本の「敗訴」を受け、WTO改革を呼びかけた。ライトハイザー氏も問題意識を共有すると応じた。日米とも紛争処理機能の改善が必要という立場で足並みがそろった。
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引用元:日米閣僚、WTO改革で足並み 紛争処理機能改善求める (写真=ロイター) :日本経済新聞
所見
韓国による日本の水産物輸入規制を巡るWTOでの敗訴を受けて、日本が欧米などにWTO改革を呼びかけています。先月、安倍首相が欧米を歴訪し、WTOの紛争処理能力の解決を訴え、WTO改革を訴えました。
日本にとって、水産物輸入規制も問題ですが、日・米・欧ともに、中国の知的財産権の侵害や技術移転の強要などに悩まれており、本来、WTOによって、これらの問題が解決されなければなりません。
特に、アメリカは、WTOを無視して、中国に対する制裁関税をかけています。アメリカは、WTOは機能していないと考えているからだと思います。日米欧ともに、WTOの改革を必要としていると考えられます。
もしかすると、日本が訴えたWTO改革をきっかけに、新しい秩序の貿易体制を目指した組織が生まれるかもしれません。
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