米大統領 WTOにおける中国・韓国などの「途上国扱い」は不当 WTO改革加速を
【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は26日、中国などが世界貿易機関(WTO)に「発展途上国」と申告し、優遇措置を受けているのは不当だとして、WTOの制度改革を加速させるよう米通商代表部(USTR)に命令した。90日以内に制度見直しの進展がなければ、米国が一方的に対象国の優遇を取りやめるといい、改革に消極的な加盟国に圧力をかけた。
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大統領令は中国のほか韓国やメキシコ、シンガポールなどを名指しし、途上国との位置づけが不公正だと指摘。USTRが制度を改めさせるため「利用可能なすべての手段」を活用するよう指示している。
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引用元:中国・韓国など途上国優遇停止も WTO改革加速を 米大統領が命令 - 産経ニュース
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所見
途上国の扱いを受けるとWTOで優遇措置を受けることができるようです。中国、韓国が途上国の扱いを受けているのは、アメリカ大統領の言う通り、不公平のような気がします。
世界第二位の経済大国であり、一帯一路で海外に莫大なインフラ投資をしている中国が途上国扱いはおかしなことです。また、韓国は、一人あたりのGDPが3万ドルを超える裕福国です(日本は、4万ドル)。
ちなみに、2019年4月に、日本は、中国の途上国の製品に対する関税を優遇する、一般特恵関税制度の適応から外しました。もっと早い時期に特恵措置からの適応を外しても良かったと思います。
台湾は、去年10月に自ら途上国放棄する方針を打ち出しました。これにより、台湾以上の裕福国が、WTOにおいて途上国扱いを受けるのは、難しくなると思います。
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