雪風

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独情報機関トップ処遇、昇格は取り消し

【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル連立政権は23日、政権内の対立に発展した情報機関、連邦憲法擁護庁のマーセン長官の人事をめぐり、一度決めた処遇の見直しで合意した。長官は当初決定通り更迭されるが、批判を浴びたマーセン氏の内務次官への昇格は撤回した
             (略)
引用元:独情報機関トップ処遇、昇格は撤回 連立政権、見直し合意 - 産経ニュース

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所見
 マーセン氏は、ドイツのザクセン州で反難民デモの際に起きたとされる外国人襲撃事件の信憑性に疑問を呈したため、批判を浴びました。連立政権内では、マーセン氏を更迭するかしないかで揉めていたわけですが、結果、情報機関の長官職を解かれたわけですが、それよりも位の高い職務へと変更され、昇格という形になりました。更迭された人が昇格ということで、当然世論の反発を浴び、昇格は撤回となったようです。結局、更迭されたようですね。

 ところで、アゴラの記事によるとマーセン氏の奥さんは日本人だそうです。奥さんが外国人ですから、マーセン氏は外国人を差別するような人ではないでしょう。外国人襲撃の信憑性について疑問を呈したのも、差別意識等関係なく、ただ単に疑問を持っただけだと思います。