雪風

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台湾、謝駐日代表、中国の「日本を引き寄せる」戦略に懸念

(東京 20日 中央社)来週北京で行われる安倍晋三首相と中国の習近平氏とのトップ会談を機に、双方の間で多数の合意文書が交わされる見通しが伝えられている。これを受け、謝長廷駐日代表(大使に相当)は20日、自身のフェイスブックにコメントを投稿し、中国の「日本を引き寄せ、台湾を孤立させる」戦略への懸念を示した。
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引用元:謝駐日代表、中国の「日本を引き寄せる」戦略に懸念/台湾 | 政治 | 中央社フォーカス台湾

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所見

安倍政権は、様々な経済協力を日中首脳会談で決定するようです。当然、中国に脅かされている国から、懸念の声が出ると思います。

米中対立で苦しい立場にあるのは、アメリカではなく、中国です。その中国をわざわざ助けるようなものです。

安倍首相は、中国との関係改善ができると喜んでいるように見えます。しかし、尖閣諸島の領海侵犯や日中境界線のガス田の開発問題、知的財産権の問題等はまったく解決しないと思います。

「自由で開かれたインド太平洋」と声高に叫ぶ安倍首相ですが、それを妨害しているのは、中国ではないかと思います。現時点で、中国と経済協力を強化するのは外交方針と矛盾すると思います。

来週の日中首脳会談を契機に、アメリカが日本に対して、どのような強硬姿勢を示すのかが、今後の注目点かと思います。