雪風

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安川電機社長、「ファーウェイ設備投資、一時凍結」 ⇒ ファーウェイ否定

華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)がカナダで逮捕された事件で、同社と取引がある安川電機は、ファーウェイ内の設備投資が一時的に凍結されているとみている
12日に取材に応じた安川電の小笠原浩社長が、同社の中国駐在担当からの情報として明らかにした。小笠原社長は「ファーウェイの設備投資がいったん凍結されている」とした上で、「中がひっくり返したようになっていて、いろいろな設備案件をいったん全て止めて、中を整備している状態」と聞いていると説明した。
ファーウェイの広報担当者は、機器調達の決定は数カ月前に行われていると述べた。同社は設備投資の一時凍結を否定し、「設備投資の減少計画は持っておらず、事業はいつも通り行われている。実際、日本や他地域のサプライヤーとの提携関係をさらに拡大するつもりだ」との声明を発表した。
             (略)
引用元:華為の設備投資、「いったん凍結」と安川電社長-CFO逮捕で - Bloomberg

関連記事:ファーウェイ排除念頭、民間に協力要請 政府 14分野で ⇒ 菅官房長官「その予定はない」 - 雪風

 


所見

記事中のファーウェイの見解の部分は更新されているようです。昨日の段階では、ファーウェイの見解の部分は曖昧な回答だったと記憶しています。

安川電機社長は、中国駐在担当から設備投資が一旦凍結されているとの情報を明らかにしましたが、ファーウェイは否定しました。

さて、ブルームバーグの記事を元に書いたと思われるスプートニクの記事を見てみたいと思います。

「華為、安川電への全発注を凍結」
中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の最高財務責任者(CFO)がカナダで突然逮捕され、日本政府が同社製品を国家調達から排除する決定を下した後、華為は日本の供給業者「安川電機」に対して行っていた全ての発注を凍結した。

スプートニク日本
安川電機の小笠原浩社長はブルームバーグとのインタビューで、設備に対する全ての発注が一旦停止されていると述べた。
           (略)
引用元:華為、安川電への全発注を凍結 - Sputnik 日本


ブルームバーグの記事では、ファーウェイ側の事情で設備発注が凍結になった印象を受けますが、スプートニクの記事は、日本のファーウェイ・ZTE除外に対する中国の対抗措置というような印象です。

ブルームバーグの英語版記事を見てみましたが、NTTドコモなどの日本の携帯3社がファーウェイ・ZTEの通信機器の使用禁止の可能性についての報道に関する記述はありましたが、中国が日本企業に制裁を課すような印象は受けませんでした。

参考記事:https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-12-13/huawei-freezes-purchases-from-japan-supplier-after-cfo-arrest


スプートニクの記事は、ブルームバーグを元にした記事と思いますが、意図的に印象操作したように思えます。


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