外国人受け入れの未来予想図?埼玉のチャイナタウン
「外国人受け入れの未来予想図?埼玉のチャイナタウンで見えた“軋轢”と“和解”と“共生”」の要約
参照記事:https://www.fnn.jp/posts/00389710HDK
注意:ブログ主は、記事中の「日本人住民と中国人住民との衝突」に関する記述に疑問を持っています。
- 埼玉県・川口市「芝園団地」は、総戸数は2,454というマンモス団地で、居住者の6割は外国人で、大半は中国人。
- 団地内にある食材店には中国料理の調味料や材料がずらりと並んでいる。中華料理店のメニューも日本語と共に中国語が表記されている。まさに埼玉のチャイナタウン。
- かつて、芝園団地のある川口市では、日本人の住民たちと中国人住民たちとで大きな衝突が起きていた
- ごみ捨てのルールを守らず放置したり、深夜に大騒ぎをしたり、ベランダから吸い殻やごみを投げたりするなど、マナーの悪さから日本人住民たちから反発の声が上がっていた。
- 2014年に撮影された映像がある。そこに映っていたのは「帰れ!帰れ!」と連呼しながら中国人の締め出しを訴える住民と、差別的なスピーチに異議を唱える団体の衝突だった。急増する外国人住民との間に軋轢が生まれていたのだ。
- 自治会は、中国人が入居する際、中国語で書かれた小冊子を渡したほか、日中双方の住民で友好を深めるイベントや祭りを数多く開催した。その結果、トラブルは少なくはなったが、完全に解決することはなかった。
- 外国人の住民は入れ替わりが激しく、繋がりを深めたくても数年で人が入れ替わってしまう。また一からやり直しになる。
- 日本に来る中国人は、日本のマナーを理解することも重要だが、日本人はアジアの人を見下しているのも問題(落語家:立川志らく氏)
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所見
おそらく、この記事はテレビ番組を元にしたものではないかと思います。その点を考慮すると、記事内容が本来の内容と多少の齟齬があるかもしれません。その上で所見を書きたいと思います。
日本人が、マナーを守らない中国人に対して、不満を爆発させている内容なので、落語家の立川志らく氏のアジアの人を見下しているくだりは、見当違いも甚だしいと思います。
個人的に、この記事の日本人住民と中国人住民の衝突に関する部分には疑問を持っています。この記事を読み進めていくと、中国人のマナーの悪さを背景に、芝浦団地の住民がデモを起こしたような印象を受けます。
記事にあるデモ写真を見ると、日の丸や旭日旗、さらに、写真を拡大するとわかりますが、「支那人多すぎ、人口侵略を食い止めろ!」というプラカードを持っています。
支那人というのは、中国人のことですが、一般住民がデモを行う際に、日の丸や旭日旗、支那人という言葉を使ったプラカードを掲げてデモをすることに違和感を覚えました。
このデモ集団は、本当に地元住民によるデモなのでしょうか?2014年に川口市で起こったデモを調べたところ、在特会(在日特権を許さない会)によるデモ画像が検索できました。
そして、記事中のデモの映像撮影者の秋山理央氏は、反レイシズム(反差別)デモの撮影をされている方のようです。
つまり、記事にある、日本人住民と中国人住民との間の衝突は間違えで、反移民を掲げる在特会と反レイシズム団体の衝突ではないのでしょうか?
(在特会に川口市の住民がいて、反レイシズム団体に川口市に住む中国人がいれば、日本人住民と中国人住民との衝突と言えなくもありませんが・・・)
この点がはっきりしないので、この記事内容の信憑性はどうなのかな?と疑っています。外国人受け入れの際の問題点を探る上で参考になるかと思いましたが、残念です。
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