誕生日遅い児童をADHDと過剰診断する傾向
【12月1日 AFP】クラスで誕生日が最も遅い子どもは、誕生日が早い子どもと比べて注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されやすい傾向にあるとする研究論文が今週、医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル()」に掲載され、ADHDの過剰診断をめぐる議論が再燃している。
(略)
ADHDに関する完璧な客観テストというものは存在せず、診断は主観的な分析に基づくため、教師の意見が重視されることになる。そのため、論文の執筆者らは教師らに対し、児童には慎重に、辛抱強く接するよう呼び掛けている。(c)AFP
引用元:誕生日遅い児童をADHDと過剰診断する傾向、発達の遅さと教師が混同? 研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
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所見
子供は常に成長を続け、若ければ若いほど成長のスピードは早いです。1歳の子供と15歳の子供の成長スピードを比べれば、一目瞭然です。
小学生低学年の子供ならば、誕生日の早い、遅いで能力差が生じても不思議ではありません。
記事では、単に発達が遅いせいで、集中力や注意力が欠如し、ADHDに似た症状を示すことがあると指摘しますが、要するに、誤診が多いのではないか?ということを訴えているのではないでしょうか。
ADHDという言葉を最近、よく耳にします。どういうものなのかを調べてみました。
ADHDとは注意欠陥/多動性障害のことのようです。子供の症状としては、
- 落ち着いて座っていることが難しい
- 遊びやレジャー活動におとなしく参加できない
- 質問が終わらないうちに出し抜けに答えてしまう
- 欲しいものがあると激しくダダをこねてしまう
- 勉強などで不注意な間違えをする
- 必要なものをなくしてしまう、忘れっぽい
- 興味のあることに集中しすぎてしまい、切り替えが難しい
- 課題や活動を順序立てて行うことが難しい
などがあるようです。大人の症状としては、
- 貧乏ゆすりなどの落ち着きない動き
- 落ち着かない感じ
- 思ったことをすぐに口にしてしまう
- 衝動買いをしてしまう
- 仕事などでケアレスミスをしてしまう
- 忘れ物、失くしものが多い
- 時間管理が苦手
- 仕事や作業を順序立てて行うことが難しい
などがあるようです。
参考元:ADHDとは?|どんな症状なの?|大人のためのADHDサイト
多くの人が、上記のどれかしら一つは当てはまるのが普通でないか?と疑問が湧きます。上記の項目に当てはまらない人は、とても優秀な人で、そのような人のほうが稀ではないでしょうか。
ADHDの診断は、主観的な分析に基づくということなので、慎重に慎重を期すことが重要かと思います。
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